噛みしめ・食いしばりから歯を守る
歯が痛いとき、歯が欠けたとき、むし歯や歯周病だけでなく、噛みしめ・食いしばりも原因として考えられます。噛みしめ・食いしばりが強いと、アゴが痛い、頭痛がするなど、お口や歯以外にも、広範囲に影響が出ることがあります。
当院では噛みしめ・食いしばりが起こる原因や仕組みのご説明から、現在の症状の診断、そして治療を行っております。
ふだんから上下の歯の間にすきまがない、睡眠時の噛みしめ・食いしばりなどに心あたりがある方、頭痛やアゴ痛、口を開けた時にゴリっと音がするなどの症状にお悩みの方は、スタッフまでお気軽にご相談ください。
無意識に行う噛みしめ・食いしばり
ふだんから、噛みしめや食いしばりを意識することは少なく、初診時にご説明しても気にしたことがない、という方がほとんどです。歯科医院で「口が開けずらいですね」と指摘されることはあっても、実際に治療を提案されたことがある方は少ないと思います。
食事などの時間を除くと、人間の上下の歯は1~2mmの間隔があいていて、舌は上のアゴの内側につくのが正常な状態です。
睡眠時、日常の何もしていない時、お仕事中、集中している時などに、噛みしめ・食いしばりをする方がいます。ストレスがかかるお仕事についている方、公務員や銀行員の方にその傾向が強いです。
噛みしめ・食いしばりが原因で起こる症状
噛みしめ・食いしばりが原因で起こる症状として、顎関節症が挙げられます。当院ではまず最初に口の開閉状況を見て、顎関節症がどうかをチェックします。
また歯の磨耗状態を確認することで、噛みしめ・食いしばりがありそうな方には、歯を擦り減らさない様にアドバイスを行い、治療の必要な方に対しては開口訓練を行います。
中高年になると歯が磨耗することにより、奥歯が揺れ出してむし歯ではないのに痛みを伴うことがあります。その場合は咬合調整により改善を図ります。
治療方法と期間
側方ガイドの場合は痛みが消えたら完了ですが、それ以外のマウスピース、スプリント療法の場合は歯のメインテナンスを行いながら継続して治療を続けることもあります。




